Facebookで流れてきたこちらの記事。
ペットショップにいる子犬たちは誰が育てているのでしょうか。
工場で商品を大量生産するように子犬を大量にうませている「パピーミル業者」です。「パピー」というのは子犬のことで、「ミル」が工場、つまり「子犬生産工場」となります。パピーミルでは人気がある犬種の繁殖犬を何十頭も飼っていて、特別な知識も愛着もないままに、繁殖犬たちに子犬をどんどんうませています。
繁殖犬はその多くがそまつなプレハブ小屋などで多頭飼いされています。そして狭いケージに押し込まれたまま、繁殖期がくるたびに子犬をうむことを強要されます。パピーミルは何十頭という犬を1人、もしくは数人で管理することが多いため、繁殖犬のケージには常に糞尿が放置され、病気になっても、けがをしても、治療されることはまずありません。パピーミルに必要なのは可愛い子犬であり、売り物ではない繁殖犬にお金や手間をかけることはしないのです。こうしてケージから一歩も出ることなく死んでしまう繁殖犬が多くいます。
一方でまだ小さなうちに母親犬と引き離された子犬たちは生後45日が過ぎると「ペットオークション」という市場で競りにかけられます。移動用の小さなケージや段ボールに入れられて長時間移動するために、体が弱り死んでしまうことも多いといいます。この本によると2014年度には市場やペットショップへの移動中だけで2万3000頭の子犬や子猫が死んでいるそうです。こうしてなんとかペットショップにたどりついた子犬も、体を大きくしないために必要最低限のえさしか与えられない状況が続きます。それでも売れ残ってしまった場合は、その多くがペットショップを運営している会社やパピーミル、ブリーダーに繁殖用として売られていきます。子犬たちもまた、親と同じ運命をたどる可能性があるのです。
私は小さい頃から、ホームセンターなどのペットコーナーに行くと複雑な気持ちになっていました。それは今も。当時はそのモヤモヤが何なのかよく分かっていなかったけど、今なら分かります。
上記の記事に書いてあるようなことが起こっているからですね。
小学校の頃、ゲームセンターでカメのUFOキャッチャーを見て、幼心にショックを受けました。生きているカメがUFOキャッチャーで売られているなんて、と。
家に帰って母親に話し、あのカメたちが可哀想で、なんとかしたい、なんとかあのUFOキャッチャーをやめさてほしい!と泣きつきました。どうすることもできない、小学生の私は、どうしたらいいのか全然分からなかったけど、あのカメを助けたくて、必死でした。
全部とって、川に帰してあげたいとも思いました。
記憶が曖昧ですが、抗議文みたいなものを小学生の私は一生懸命紙に書いて、そのUFOキャッチャーの会社にFAXを送ったことを覚えています。私のあのやり場のない想いを伝える手段として、母が提案してくれたんだと思う。
機械に書いてあるFAX番号を見にもう1回行った記憶があります。きっとどうにもならないし、今となっては、おそらく機械の会社と、カメのUFOキャッチャーを企画した会社も違うだろうし、そこにFAXしたところで、どうにもらなないだろうと分かるけど。
生き物を商売にしているところって、多いけど、売れなかった子達はどうなっちゃうんだろうといつも思っていました。だから、ホームセンターに行くと親がペットコーナーに連れて行ってくれたり、親が買い物中にペットコーナーにいたこともあるけれど、可愛いから見ちゃうけど、その度に私は悶々とした気持ちでいました。
現在アメリカのいくつかの都市では、すでにペットショップで犬や猫を売ることが禁止されています。これは、ペットを飼いたいと思う人以上にパピーミルで生産されるペットの数が圧倒的に多く、殺処分されるペットの数があまりに多かったためです。そして、殺処分を減らすためには売られる犬や猫の数を減らせばいいという結論に達しました。
アメリカの都市ではこうした取り組みがされているようです。
日本でもたしか広島だったかな?でそういったことやってた気がします。
ここだ。
ペットのおうち
ペットの購入や飼育を検討されている方は、是非「里親になる」という選択肢もご検討ください。
犬猫だけじゃなく、いろんな動物の里親募集をしています。
私はペットを飼う予定は今後もないですが、(子どものためには飼ったほうがいいっていう話もよく聞くし言われたりもするけども..)飼いたい方は、こういった所から探すのも選択肢のひとつかもしれません。
動物も人も同じで、命が生まれるっていうことは奇跡なのに、生まれてきて繁殖犬として狭いゲージの中で子どもの産むためだけに生きていくっていう人生って、悲しいし辛すぎます。。少しでもそういった人生を歩む動物たちが減りますように。。。
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