女優の清水富美加ちゃんが、お仕事に心身ともについていけなくて芸能界引退して幸福の科学へ出家する、という連日のメディアの大騒ぎについておもうこと。
色んな問題が含まれているような気がするけど、ニュースや情報番組でコメントしている芸能人の方々がそろって「仕事はそういうものだ」とか「嫌なことをやらなきゃいけないときもある」とか、なんか嫌なことも我慢してやるのが芸能界だ、みたいな風に聞こえてきて、なんかモヤモヤしていました。
そんな風潮が嫌だったんじゃないかなと。
嫌な仕事もやらなきゃいけない芸能界
以下、この件に関するコメント。
「役だから、誰だってこういうので悩んでやっていくわけで。それが引き金になって(引退)というのは…。そういう葛藤があって、役をやっていくわけですから、それ言っちゃキリがない。仕事が成立しない。(役に入り込んで体調を崩すのは)それ、普通ですからね」
「(清水さんは)これから自分のわがままを言えるようになる(立場)。ガマンしてする仕事が必要な部分、ありますからね」
報道では、人肉を食べる役や水着の仕事が嫌だったと。。真相は分からないけれど、本人のツイートにすべてが込められている気がする。
力ある大人の怖い部分を見たら
夢ある若者はニコニコしながら
全てに頷くようになる。
そんな中ですり減って行く心を
守ってくれようとしたのは
事務所じゃなかった。— 清水富美加 (本名) (@sengen777) 2017年2月12日
芸能界の大人たちは、嫌な仕事も我慢してやらなきゃいけないのが芸能界って割り切っているんでしょうね。。今のご時世、それ通用しなくなってきてるんじゃないかとおもう。
「死にたい」って周囲にもらすほどにボロボロになったまだまだこれからの若い子に、こんなコメントが言えるって。。芸能界ブラックすぎる・・・と思ってしまいました。
もし、もしそれで自殺でもしていたら、同じコメントが言えたんでしょうか。と思ってしまうよ。
いま世の中では散々ブラックな働き方改善しようと国も色んな企業も頑張っているけど、芸能界は別なのかな。
引退するのは(時期は別として)正解だったんじゃないかと。
伊集院さんが私のモヤモヤ話してくれてた↓
そうそう、みなさんのコメントが間違っているとは思わないけれど、ほんとみんな同じだから・・モヤモヤした。
「それにしても皆さんにちょっと聞きたい、尋ねたい、問いかけたいんですが、この芸能界の中からコメントがいっぱい出てくるじゃないですか。今なお仕事をして中堅、ベテランになっている人、いわゆる発言権が与えられている人の意見が、あまりにも“彼女は身勝手だ”“仕事を放棄して迷惑をかけるのはけしからん”というのが多いと思う。(その意見は)間違っているとは言ってないし…。でも、あまりにもそれ一色なことに気持ち悪さを感じる」と語った。
引退の時期
今回の問題のふたつめ、すでに決まっているお仕事や撮影中のものがあったとのことで、それは確かにいけないかなと、思います。心身ともにボロボロなのに辛い仕事を無理矢理でもしなきゃいけないっていうのは絶対違うと思うけど。
本人とのやりとりができずに幸福の科学が窓口になってるのも違う気がするね。
違約金とかどうするんやろ。額がとんでもなさそうで想像を絶する..
出家先が幸福の科学
みっつめ。出家するのはいいとして、それが幸福の科学だってことがこれちょっと今回の問題をややこしくさせていますよね。。。カルトだとか色々言われている新興宗教なだけに。宗教があることでその人が心穏やかにいられるんだったら全然いいんですけどね。。
幸福の科学、全然よく知らないけれど至る所に建物があったりするし、よくネットのニュースで目にする。以前友達とおしゃれなカフェ!と思って入ろうとしたら幸福の科学の本屋さんだったことがあり慌てて出たことがありました。
たびたび色んな人の守護霊?を呼んでインタビューして本を出版しているのは知っていたけど、昨年の熊本地震が起きた直後に、なぜ神は熊本地震を起こしたのかみたいな本をソッコーで出版していたこと。これを見て、私は嫌悪感が倍増した。
熊本地震が起きて、みんなパニックになって、これからのことを考えていかなきゃいけないっていう時に、この人はいったい何がしたいんだ、と。おもった。悲しくて、辛くて、それでも前を向いて頑張っていかないといけない、っていう気持ちのときに、許しがたい日本人への天罰!とかね…
宗教って
日本人にとっての宗教って、あまり馴染みがないというか深く考えていない人が多いですよね。たとえばクリスマスや初詣などなど、日本人は楽しいイベントごとが好きなんだろうなーって感じます。
そんな日本人わたしはすき。楽しいこと大好きなので!うちは祖父の代からクリスチャンだったのですが、祖父母、両親から宗教がらみでなにかを強要されたことはありませんし、周りのみんなと違うってことも、ほとんどありませんでした。
たとえばクリスマスは教会で過ごすとか、初詣行ったことないとか、そのくらい。結婚式なんてみんなほとんどキリスト教式ですしね。あとは1番違いが分かるのがお葬式のかたちが違ったりするのかな。どちらのお葬式にも出たことありますが、私はキリスト教式のお葬式のほうが明るく前向きな感じで故人を送り出す雰囲気がすき。でも仏教の、三回忌とかって、ずっと定期的に亡くなった方を思い出し親族みんなで会うっていう習慣もすき。
イースターとかクリスマスとか初詣とかそれぞれの宗教の楽しげな部分を切り取ってイベントにして楽しむっていうのが日本なんだろうなと感じます。
んーでもそう考えると日本で楽しいイベントになってるのってキリスト教の文化のもののほうが多いのかも。とくにイースターとクリスマス。キリスト教のイベントごとや普段の礼拝って、本当に明るくて楽しくて前向きなものばかりだよ。
最近フォローしてるおもしろツイート連発するパンチある教会のアカウントからのいいね!で流れてきたこちらのツイート。最近全然教会行けてない私も、この教会行ってみたいと思うもんな。
上馬キリスト教会のツイートが心底好きだ。
昔の某放送局のコピーじゃないが「おもしろまじめ」に聖書のことばを伝え、しかも旬のものに敏感。
特定の信仰を持たない人間にも門戸を開き、でも信仰を強いはしない。こういうのが本来の「宗教」なんじゃないか?
— あさみ@わかば (@a_chang_0322) 2017年2月14日
本当に、そう思います。
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