今年の7月に相模原の障害者施設で起きた殺人事件の件。
東京新聞:やまゆり園建て替えへ 再生に向け本格始動:神奈川(TOKYO Web)
衝撃を受けた事件でした。
犯人はもちろん許せないですが、なかなか自分ごととして考えるには簡単ではなくて、自分の中で納得のいく答えにたどり着けていませんでした。。
それが、花まる学習会の高濱さんのブログを読んで、スッと落ちてきた感じがしました。それは、ご自身も障がいのあるお子さんがいる高濱さんが考え抜いた答えだからこそいきついた答えであって、こうやって文章にして共有してもらえることで「なるほどそうか、」って気づけるので、高濱さんのブログを読めてよかったと思いました。
ぜひ読んでみてください。
「助けるのは当然だ」的な、べき論からスタートする障がい者論が、納得できなかったからです。
個人としては何もできないように見える息子が、ダメダメ人間の私を立て直し、無限大のエネルギーを注入してくれたのです。
誰かと組み合わさって発揮するパートナー力。これが障がいの子の持つ大きな実力だと思っています。
障がいの家族の存在こそがパートナーたちを真摯にさせ力づけ、人一倍の努力が可能になったのです。
以上が、犯人の言葉に対する私の回答です。
これからはパートナー力に注目すべきでしょう。例えば「あの人がいると、不思議とみんななごやかになるよね」と言われる人は、その力がある人。「何とかあの人と同じチームになりたい」と願ってもらえる人も、そう。逆に、学歴競争で一見勝利したかに見えて、家庭では孤独だったり、会社で求められていない人は、可愛そうですが、その力が足りなかったということでしょう。
わが子の優秀さを求めるのは当然の親心ですが、第一に、人として尊敬され、周りの人たちから求め愛される人に育てましょう。
この「誰かと組み合わさる事によって発揮される力」みたいなもの、日々感じます。
息子が生まれてから、息子への愛がとまらないし可愛くてたまらないし幸せだなっていっつも感じます。これは、息子が生まれなかったら私の中に沸き起こっていない感情。
息子がいるから仕事も育児も家事も全部頑張れているのか、とブログを読んで改めて気づかされました。
夫とも性格が逆だから、プラマイゼロになることもあるけど、1人だったら気付かないことや思いつかないような事も、一緒にいることで気づいたり知れたりする。
以前息子とバスに乗っていて前の席にダウン症の男の子が座っていたのですが、本当に優しくてバスに乗っている間中ずーっと息子の相手をしてくれて、私は本当に助かりました。あんな風にバスや電車に乗ってて子どもの相手をしてくれる人ってなかなかいないですから…
とっても優しいお兄ちゃんで息子もぐずらずずーっとニコニコ笑っていました。
もう、ほんとにありがとうね!と伝えてバスを降りました。めっちゃ感謝しました。
彼には、高濱さんのブログにあるように、周りを笑顔にさせてくれる力がある子だったんだなと思いました。
私は息子に、勉強できなくてもスポーツできなくてもいいから、とにかく優しい子に育ってくれさえすればいいと思っています。そして、周りのひとたちから求め愛される人に育てていきたい!
コメント