普段病院に行っていて、カルテを病院間で共有してくれたらいいのにと思ったことないですか?とくに子どもが産まれてからは、メインのかかりつけ小児科の他に、かかりつけが休みのときに行く小児科や、セカンドオピニオンでまた別の小児科に行ってみたり、ということがあるかと思います。熊本では、くまもとメディカルネットワーク
というある取り組みが始まっています。
熊本メディカルネットワークって?
くまもとメディカルネットワークとは、利用施設(病院・診療所・歯科診療所・薬局・訪問看護ステーション・介護施設等)をネットワークで結び、参加者(患者さん)の診療・調剤・介護に必要な情報を共有し、医療・介護サービスに活かすシステムです。
病院をネットワークでつないで患者さんの情報を共有し、医療に活かすサービス!
いつもと違う病院に行く際にはまたイチから診察になるので、これやればいいのにとずっと思ってました。すごくいいですね!!
熊本では2016年に熊本地震がありました。私はその際に愛媛にいましたが、家族や友人がとても大変だったこと、遠くにいて何もできないはがゆさを今でもよく覚えています。
地震の際に、私は愛媛から熊本の情報をまとめるブログを書いていました。その時に私が意識したことは公式サイトから発信された情報のみ載せる(ソースも記載する)ということでした。twitterやFacebookで流れてくる現地のこと。
とくに、あいている病院やお風呂の情報が求められていました。
その時のまとめ記事はこちら。
災害のときは、普段行っている病院があいていなかったり、そもそも病院自体も被災しているということもあると思います。そんな時に、違う病院に行っても自分の診察歴を先生に確認してもらえるというのはとても良い仕組みだと思います。
メディカルネットワークに参加するメリット
・診療歴を共有してもらうことで重複検査をしなくてすむ
→複数の医療機関での診療歴・検査歴・処方歴やアレルギー情報等の共有により、
重複検査や重複処方の解消などにつながる
・かかりつけから専門医へ診てもらう際に活用できる
→かかりつけ医が専門医の診療情報を患者への診療に活用するなど、患者の状態に
合った質の高い医療サービスを受けることができます。
手術歴を取り寄せたり、紹介状を書いてもらわなくていいってことですよね!?紹介状って書いてもらっても結局イチから診察しなおしで、意味あるのかな?といつも思っていました。
・災害などでカルテがなくなった場合も、データで確認ができる
→災害で医療機関が被災しカルテを消失した場合でも、急病等で救急搬送され意思を
確認できない場合でも、速やかに既往歴、処方歴、検査データ等を参照できるため、
迅速で適切な治療を受けることができます。
災害にあってもカルテがなくならないこと、普段診てもらっていない先生にもすぐに自分のデータを確認してもらえるのは安心感がかなりあります!
参加の仕方
「参加のお願い」のリーフレットを置いている病院で申請書を提出する必要があります。
詳しくはコチラ
この取り組みは、利用する側からすると利用できる病院が増えれば増えるほど安心感ありますよね。個人情報を共有することになる為、同意書などが必要になってくるのだと思います。
利用施設一覧
ここから現在の利用施設一覧を見ることができます!一度登録できたら、このネットワークに加盟している病院に行こうって気になりますよね。
熊本県内の全施設が利用できるようにすることを目的としているそうです。
とてもいい取り組みだと思うので、熊本だけじゃなく日本中で進んでいくといいなと思いました!
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