自分のルーツ。
デンマークのMomondoという旅行検索サイトが行った
DNA検査で自分のルーツを探す、実験プロジェクト。
様々な国の人を集めて唾液を採取し、DNAを調べて先祖をつきとめる、というもの。
最近すごく興味があったこと!!
生きた証
ここ数年考えていたことがあります。
たとえば自分のお母さんのお父さんのお父さんのお父さんのお母さんのお父さんは何をしていた人だったんだろうとか。自分のルーツ、気になります。
すべての先祖の人たちがいたから自分がいるんだよなって、出産してからよく感じる。
そもそも、自分のおじいちゃんおばあちゃんがどういう人生を過ごしてきたかも、ちゃんと知らなかったりする。
2年前におじいちゃんが亡くなって、片付けも済んでしまった空っぽの家を見て、とても寂しくなりました。だって、そこにはたくさんの思い出や、おじいちゃん達が生きた証があったのに。
それって、きちんと残しておかないと(モノではなくても、データとして)忘れられてしまってすごく寂しいなあと思うのです。
おばあちゃんの年表
そこでおばあちゃんの年表をつくろう、とテキストに時系列にまとめてみようとしています。帰省したときに、色々聞いてる。でもおばあちゃんも高齢で、記憶も曖昧で、よくわからなくなっていて、もっと早くにするべきだったと思っています。
年をとると、昔のことをよく思い出すようで、おばあちゃんはここ数年、昔の話をよくします。今まで聞いたこともなかったようなこともたまに出てきます。
人間って不思議ですね。
だけど、そのおかげでおばあちゃんが若い頃にどんな人生を過ごしてきたのかを少し垣間見ることができて、興味を持った。
荒尾を支えてきたおばあちゃん
私の地元、熊本県荒尾市は炭鉱町です。
おばあちゃんは炭鉱マンたちを、食事の面から支えていました。食堂をやっていたおばあちゃんは、朝ごはんを作り、お弁当を作り、夜は飲み会のお世話をし、寝る間もなく仕事をしていたんだそうです。
九州あたりの明治日本の産業革命遺産群が世界遺産に登録されました。私の地元荒尾にある万田坑も。日本の発展を支えてきた炭鉱ですが、見えないところでうちのおばあちゃんも、炭鉱マンたちの食事を支えていたことを知って、ジーンとしました。
朝昼夜の炭鉱マンたちの大事な食事を支えてきて、これってすごいことやん!!と思ったんです。だって、その人達は、おばあちゃんがいなかったらどうなっていたことか。そうやって一生懸命働いてきてくれたから、今私がここにいるし、息子もここにいるんだなと。
もっと、おばあちゃんのすごさを、分かる形に残しておいてあげたい、と思ったんです。
私の地元のことを息子に説明するときに、世界遺産に登録された万田坑っていうところがあって、昔はそこで働くために出稼ぎの人がたくさんいて、その人達にママのおばあちゃんは朝も昼も夜もご飯を作ってあげて、支えていたんだよって。たくさんの昔の人たちの努力でこんなに日本は発展していったんだよって。
残しておいて、自分の子どもに語り継いでいきたいと思っています。
今年の正月の目標は、おばあちゃんの年表を進めること。
完成はすぐには難しそうだけど、完成させたい!
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